ごあいさつ

三位一体で、イノベーションを具現化するナショナルセンターを目指して

GRACEセンター長
本位田 真一

近年、ソフトウェアシステムの不具合による大きな社会問題が続出していますが、その結果、ソフトウェアシステムの持つ脆弱さが浮き彫りになり、ソフトウェアシステムこそが情報化社会におけるリスクであるという認識が広く浸透しています。また、開発すべきソフトウェアシステムも年々、大規模化、複雑化、高度化、多様化の一途をたどっているのが現状です。こうした流れの中で、頑健で高品質なソフトウェアシステムの効率の良い開発を実現するための、真に役に立つ骨太の研究成果の創出が期待されています。そのためには、大学や研究機関などの研究サイドと企業における開発現場サイドの両者において、相互作用によるスパイラルなイノベーションが必要となります。そしてイノベーションを実行できる高度な人材を輩出していく必要があります。
そこで、本センターは、国際連携、産学連携を基盤として、研究・教育・実践を三位一体で運営し、真のイノベーションを具現化していく所存です。

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