FMETプロジェクト:FMBOK (Formal Methods Body of Knowledge) に向けて

(本プロジェクトは終了しました。)

形式手法の知識体系の構築

プロジェクト概要

トップエスイーなど先進のソフトウェア工学教育プログラムにおいては、形式手法に関する多くの講義が行われている。しかし、形式手法を教えるための整合性のとれた体系的なガイドラインは存在しない。例えば、 SWEBOK や CCSE などの IEEE CS、ACM が作成した知識体系やカリキュラム例においては、形式手法の知識をほとんど網羅しておらず、また体系化されたガイドライン、カリキュラム例も存在しない。これまでにも形式手法の教育に関する研究はあったが、知識体系を取り扱ったものは存在しなかった。

以上の考察に基づき、新しい形式手法に関するワークショップを設立する。このワークショップでは、形式手法に関する知識体系(Formal Methods Body of Knowledge) に関する議論、企業・大学における形式手法の教育などを主に議論する。そして、本ワークショップでの議論を元に、 FMBOK の国際標準化に向けた動きを開始する。

主な連携機関・メンバー

国立情報学研究所 : 田口研治(リーダー)
University of Oxford : Jim Davies,Jeremy Gibbons
University of Limerick,Lero : Mike Hinchey
Museohile/London South Bank University: Jonathan Bowen

プロジェクトのホームページ

FMET2008
http://www.grace-center.jp/events/fmet2008/
FMET 2008 Proceedings
研究テクニカルペーパー(GRACE-TR-2008-03)

主な論文

J. Davies, J. Gibbons, M. Hinchey, K. Taguchi, “Preface:Special Issue on Formal Methods Education and Training”, appeared in ACM SIGCSE Bulletin inroads, July (2009)

H. Nishihara, K. Shinozaki, K. Hayamizu, T. Aoki, K. Taguchi, F. Kumeno, “Model Checking Education for Software Engineers in Japan”, appeared in ACM SIGCSE Bulletin inroads, July (2009)

FMET プロジェクトの全論文 »

研究紹介シリーズ

【第4回】 FMBoK (Formal Methods Body of Knowledge) に向けて(FMET)
    「形式手法(フォーマルメソッド)の知識体系の構築プロジェクト」

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